スマホを使っていて、どうも動きが遅い、アプリの切替時に待たされる…。そんな経験、ありますよね。
わずか数秒のことでも、積もり積もっていくとけっこうなストレスになります。
スマホを買って使い始めた頃のようなヌルサク感に近づける方法を紹介してみます。
基本編 これは必ずやっておきたい!
スマホの挙動がもっさりしている場合、次のことをやっているか確認しましょう。
- バックグラウンドアプリの終了(Android:□ボタン、iPhone:ホームボタン2度押し)
- 使っていないアプリをなるべくアンインストール
- 不要なデータ(写真、音楽など)は消す or クラウド上に保存
- アプリをアップデートして最新版に
- OSをアップデートして最新版に
- ホーム画面にアプリを置きすぎている場合は減らす
- ライブ壁紙を静止画に変更
- ブラウザのキャッシュをクリア
- 定期的に再起動
これらはできるだけ習慣的にやっておきたいメンテナンス。
数日に1回程度で十分なので、ときどき気に掛けておくといいでしょう。
応用編 CPUやメモリに負担をかけない設定に変更
これはAndroidスマホ限定の設定ですが、「開発者メニュー」を使うことでスマホの動作を改善することができます。
開発者メニューは一般のユーザーには見えないよう、秘密の方法で隠されています。
(別に怪しい方法ではなく、アプリ開発者なら誰でも知っているやり方ですのでご安心を。)
開発者メニューの表示方法
「設定」→「その他」→「端末情報」とタップします。
「ビルド番号」という項目を探してください。
見つかったら、ビルド番号を「7回」連続でタップします。
すると、設定画面に開発者メニューが表示されるようになります。
開発者メニュー内の設定方法
- 「ウィンドウアニメスケール」→1xになっていたら0.5xに変更します。
- 「トランジションアニメスケール」→1xになっていたら0.5xに変更します。
- 「Animator再生時間スケール」→1xになっていたら0.5xに変更します。
- (※上記の3項目のうち、いずれかが最初から0.5xになっている場合もあります。)
- 「GPUレンダリングを使用」→オンにします。
- 「HWオーバーレイを無効」→オンにします。
これで設定は完了です。
そのまま設定を閉じて、ふだん通りスマホを使ってOKです。
だいぶ動作が軽くなったように感じるはずです。
簡単に言うと、これらは「ムダな効果を減らし、かつグラフィックをフルに近く活用」するための設定です。
とはいえ、視覚的な効果を全くのゼロにしてしまうのではなく、減らすだけですので、見た目はほとんど違いが分かりません。
ややバッテリーの消耗が早くなるという欠点はありますが、それ以上にスマホの性能を十分に引き出すことができますので、オススメの設定です。