外出先でスマホのバッテリー残量が数%しかない!などということにならないように,バッテリーのムダづかいは避けたいもの。では,よく耳にするバッテリー長持ちのためのテクニックは本当なのでしょうか?
目次
充電しながら操作しないほうがいい
→ホント
スマホに搭載されているリチウムイオンバッテリーは「熱に弱い」という弱点があります。スマホを充電しているときや,アプリを立ち上げて操作しているとき,バッテリーはどうしても発熱してしまいます。
充電による発熱と操作による発熱がダブルでバッテリーの寿命を縮めてしまいますので,充電中に動画を観たりLINEのやりとりをしたりといった使い方は避けるようにしましょう。
暑い部屋で使うと消費が激しい
→ホント
リチウムイオンバッテリーは熱に弱いため,夏場の暑い日や,冬に強めの暖房が効いた部屋でスマホを使っていると,バッテリーがうまく放熱できず消費が激しくなってしまうことがあります。
特に注意したいのは,冬場の暖房器具です。ファンヒーターの吹き出し口近くに置いたまま充電したり,こたつの中に入れたまま眠ってしまったりすると,スマホのバッテリーにとってかなり過酷な状況になってしまいます。
寝ている間に充電しないほうがいい
→ホント
睡眠時間はスマホがフル充電される時間よりも長いため,眠っている間に充電していると100%と99%を行ったり来たりしながら,細かく何度も充電することになります。
スマホのバッテリーには充電できる回数に限度があります。つまり,100%→99%→100%→・・・といった充電の仕方をしていると,一晩の間にムダな充電回数を重ねてしまうことになるのです。
毎回0%まで使い切ったほうがいい
→半分ウソ
充電式のバッテリーというと,0%まで使い切ってから100%まで充電したほうがいい,といったイメージを持っている人が多いようです。少し前まで,バッテリーにはフル充電の状態を「記憶しておく」仕組みがあったため,ときどき0%まで使い切らないとスマホが100%の状態を誤認する現象が起きることがありました。
しかし,最近のスマホは以前とは違い,使い切らずに充電しても全く問題ありません。ただし,1ヶ月に1回程度はバッテリーを使い切ることを推奨しているメーカーも多いため,メンテナンスの意味で月1回程度はバッテリーを使い切る日を作ったほうがいいようです。
充電器は純正品を使うべき
→ウソ
普通に販売されているものであれば,サードパーティ製の充電ケーブルでも問題なく充電することができます。ただし,故意に改造したケーブルなどは危険なので絶対に避けるようにしましょう。スマホの機種に適合していると表示されている製品であれば,どのメーカーのものを使っても問題ありません。
Wi-FiやBluetoothはオフにするべき
→ウソ
かつてはWi-FiやBluetoothをオンにしていると,バッテリーをガンガン消費してしまった時代がありました。最近のスマホは性能が良くなっていますので,Wi-FiやBluetoothをオンのままにしていても,大幅にバッテリーを消費するということはありません(完全にオフにしている場合に比べると,わずかに消費が早くなることはあります)。
まとめ
いかがでしたか?案外,バッテリー長持ちテクニックとして知られているような方法でも「ウソ」だったりしたのではないでしょうか。技術の進歩に伴って,スマホもどんどん進化していきます。正しい省エネテクニックで,かしこくバッテリーを長持ちさせましょう!