- 最近iPhoneのバッテリーの減りが早くて困っている
- バッテリーが劣化しているので交換したい
- 即日交換できないとスマホが使えなくて困る
上記のようなことで困っていませんか?
今回は、iPhoneのバッテリーが劣化する原因と対処法について解説します。
バッテリーを交換する方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
iPhoneのバッテリーはなぜ劣化する?
そもそも、なぜiPhoneのバッテリーは劣化するのか疑問に感じていませんか?
スマホなどの小型端末にはリチウムイオンバッテリーが搭載されています。
バッテリーの劣化は、このリチウムイオンバッテリーの性質と深く関わっているのです。
リチウムイオンバッテリーはそもそも消耗品
リチウムイオンバッテリーは半永久的に使用できるものではなく、消耗品として作られています。
充電と放電を繰り返すことで、徐々にバッテリーの性能が下がっていくのは自然なことです。
イメージとしては、ゴム風船と似ていると考えるとよいでしょう。
ゴム風船を膨らんだ状態にしておくと、徐々に萎んでいきます。
萎みきった後で再び空気を入れても、ゴムが劣化していて元通りの状態にはなりません。
リチウムイオンバッテリーはちょうどゴム風船のように、高エネルギーを蓄えては放出することを繰り返しています。
充電と放電を繰り返す回数に応じて、徐々にバッテリーそのものが劣化していくのです。
現状のテクノロジーでは、永遠に使い続けられるリチウムイオンバッテリーを開発することはできません。
高温多湿の環境でiPhoneを使用すると負荷がかかりやすい
スマホなどに搭載されたリチウムイオンバッテリーが劣化する原因は、充放電の繰り返しだけではありません。
リチウムイオンバッテリーは非常にデリケートな機器のため、高温多湿に弱い性質があります。
夏場の直射日光や浴室での使用など、高温多湿の状態になりやすい環境で頻繁に使っているとバッテリーに負荷をかけがちです。
炎天下の屋外や湿度の高い場所で長時間過ごしていると具合が悪くなるのは、人も機械も同じと考えてください。
こうした環境下でよくiPhoneを使っていると、バッテリーの劣化を早める恐れがあります。
iPhoneの充電回数は何回が限界?
ところで、iPhoneの充電回数は何回くらいまで可能なのでしょうか?
実際にはスマホの使い方や充電の仕方にもよりますが、一般的な目安を確認しておきましょう。
充電500回が買い換え/バッテリー交換の目安
よく言われている目安として、iPhoneの充電回数は約500回です。
1日1回必ず充電している場合は、1年半ほどでバッテリーが劣化し始めると考えてください。
実際、およそ2年周期でスマホを買い換える人が多いと言われていますが、買い換えサイクルはバッテリー劣化と深く関わっています。
バッテリーの持ちが悪くなったことを理由に、スマホ本体を買い換える人が少なくないのです。
500回に満たなくても使い方によっては劣化が進む
充電回数が500回未満でも、iPhoneの使い方によってはバッテリーの劣化が進みます。
たとえば、屋外で直射日光の当たる環境下で使用する機会が多い場合は注意が必要です。
端末本体が熱くなることで、バッテリーから放出される熱が逃げにくくなってしまいます。
人にたとえるなら、運動後に体が熱くなっているにも関わらず涼めない状態が続いているようなものです。
明らかに具合が悪くなりやすいことがイメージできるでしょう。
iPhoneを閉めきった車内に放置するなど、高温多湿の状態になるのをできるだけ避けることが大切です。
常に満充電している場合は注意が必要
前に挙げた500回という充電回数は、あくまでも目安です。
現実的には、500回に満たなくてもiPhoneの使い方しだいではバッテリーの劣化が早まることがあるため注意してください。
リチウムイオンバッテリーは満充電(100%まで充電)する際に大きな負荷がかかります。
つまり、毎回100%まで充電していると、バッテリーの劣化を早めてしまいかねないのです。
とくに就寝時にiPhoneを充電していて、朝起きるまで電源に繋ぎっぱなしという人は注意しましょう。
充電は80%程度までにしておき、満充電を避けることでバッテリーの劣化を遅らせることができます。
iPhoneのバッテリーの減りが早い場合の対処法
iPhoneのバッテリーの減りが早い場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
バッテリー交換を検討する前にできる対処法を紹介します。
ダークモードで使用する
有機ELディスプレイ搭載のiPhoneの場合はとくに、ダークモードの使用がバッテリー節約に効果を発揮することがあります。
ダークモードとは、対応するアプリを使用する際に画面全体を黒を基調とした配色にする設定のことです。
有機ELは明るい色を表示する時ほど多くのエネルギーを消費します。
つまり、画面が暗い色に表示される機会が多いほどバッテリー消費を抑えられるのです。
【ダークモードの設定方法】
設定→画面表示と明るさ→「外観モード」を「ダーク」に
とくにこだわりがなければ、常にダークモードを使用するほうがバッテリー節約効果が期待できるでしょう。
ちなみに、有機ELディスプレイが採用されているiPhoneの機種は下記の通りです。
【有機ELディスプレイ搭載iPhone】
- iPhoneX/XS/XSMax
- iPhone11Pro/11ProMax
- iPhone12/12mini/12Pro/12ProMax
- iPhone13/13mini/13Pro/13ProMax
- iPhone14/14Plus/14ProMax/14ProMax
不要な場合はWi-FiやBluetoothをオフに
Wi-FiやBluetoothを使用しない時は、できるだけオフにしましょう。
iPhoneの画面右上から下方向にフリックするとコントロールセンターが表示されます。
ここでWi-FiやBluetoothのオン・オフ切り替えが可能です。
Wi-FiやBluetoothがオンになっていると、iPhoneは常にWi-Fi・Bluetoothの電波を探し続けることになります。
バッテリーの減りを極力抑えるためにも、普段はどちらもオフにしておくのがおすすめです。
こまめに低電力モードに切り替える
iOS11以降のiPhoneには、バッテリーの消費を抑えられる「低電力モード」が搭載されています。
低電力モードに切り替えるとバッテリー残量表示が黄色になり、低電力状態であることが一目で分かるようになっているのです。
前述のコントロールセンターにも低電力モードの切り替えボタンを表示できるので、ぜひ試してみてください。
ただし、低電力モード時にはアプリのバックグラウンド更新がストップします。
そのため、最新の通知がリアルタイムで表示されなくなり、LINEやメールなどの通知に気づかない場合があるため注意しましょう。
スマホ画面を見られない仕事中や授業中などは、低電力モードに切り替えておくことをおすすめします。
iPhoneのバッテリーを交換する方法
iPhoneのバッテリーがいよいよ劣化してしまったら、バッテリーのみ新品に交換するのも1つの方法です。
バッテリーを交換できることを知っていても、どこで交換すればよいのか分からない人もいるでしょう。
そこで、iPhoneのバッテリーを交換する方法と注意点を紹介します。
自分で交換すると法に触れる恐れがある
iPhoneのバッテリーは、ネット上で非公式に販売されていることがあります。
しかし、こうしたキットを購入して自分でバッテリーを交換するのはおすすめしません。
スマホなどの通信機器は、電波法令で定められている技術基準に適合していることを証明する必要があります。
この証明は「技適マーク」と呼ばれ、メーカーが責任をもって製造・修理することにより有効性が保たれているのです。
iPhoneのバッテリーを自分で修理すると、技適マークが無効となってしまいます。
つまり、ユーザー自身が分解などの手を加えて時点で法律が定める基準を満たさない機器となってしまうのです。
また、Apple社が定める利用規約にも違反することになるため、今後はメーカー保証や修理を受けられなくなってしまいます。
最悪の場合は爆発事故が起きて負傷・死亡する恐れもありますので、自分でバッテリーを交換するのは避けましょう。
Apple Storeで交換を依頼する
最も確実性が高いのは、Apple Storeで公式に交換を依頼する方法です。
Appleが認める方法でバッテリーを交換してもらえますので、メーカー保証にも響きません。
ただし、この方法はApple Storeが近くにあり、かつジーニアスバーを予約できる場合に限られます。
Apple StoreにiPhoneを持ち込んだ場合も、バッテリー交換には1時間以上かかりますので時間に余裕を持って準備しましょう。
また、Appleでは配送修理も受け付けています。
配送修理の場合はバッテリーを即日交換できないため、その間はスマホなしで生活するか、代替機が必要です。
手元にiPhoneが1台しかなく、スマホなしでは支障がある場合、次に挙げる方法を試してみるのも1つの手でしょう。
専門の修理店に依頼する
iPhoneの修理を専門に請け負っている業者に依頼すれば、最短30分で即日交換が可能です。
ポイントとして、iPhoneの修理が「専門」の業者を選ぶようにしましょう。
部品数の確保や修理の技術が優れているのは専門業者だからです。
失敗なく、早くバッテリー交換が完了する上に、費用も抑えられるというメリットがあります。
おすすめの修理店は【iPhone修理アイサポ】です。
北海道から沖縄まで加盟店が非常に多いことに加え、宅配修理の場合も最短3日〜対応しています。
バッテリー交換依頼時のデータもそのままにしてもらえるので、交換完了後はこれまで通りiPhoneを使えるでしょう。
iPhoneのバッテリーを手軽に、確実に交換したい人は安心の修理実績80万台超!【iPhone修理アイサポ】の利用がおすすめです。
まとめ
iPhoneのバッテリーは消耗品のため、充電回数に応じて劣化していくのは避けられません。
しかし、iPhoneの使い方や充電方法に気を配ることで、バッテリー劣化を遅らせることは可能です。
今回解説してきたポイントを参考に、バッテリーの劣化を効果的に防いでください。