いま、時代はものすごいスピードで変わり続けています。
これまでの10年間と、これからの10年間では、変化のスピード感が段違いになるとも言われています。
ところが、世の中には古い慣習が抜けない会社も数多くあるのが実情です。
あなたの勤務先は、大丈夫でしょうか?
これからの時代の変化に適応できず、取り残されてしまう可能性のある会社の特徴を挙げてみます。
目次
アナログな判断・手続きが多い
長く働いている人の感覚や経験則が仕事を進める上での判断基準になっているような会社は、あらゆることがアナログな判断のもとに進んでいます。
典型的な例としては、何かとすぐに「打ち合わせ」や「会議」が行われていたり、メールで済むような用事でもわざわざ訪問したり来社させたりと、明らかに非効率的な仕事のやり方がまかり通っていることでしょう。
メールよりも電話による連絡を好む上司や先輩が多いのも、効率や生産性を考慮していない組織の特徴と言えます。
時間がかかるわりに仕事が進まない仕組みが根強く残っているため、必然的に残業が多くなりやすい傾向があります。
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メールよりも電話を好む人の3大特徴
仕事をしている中で,たった数行のメールで済む用件でもわざわざ電話してくるような人はいませんか?明らかにメールよりも電話が好きなんだろうな,と思えてしまうこともあるでしょう。メールより電話を好むのは,な ...
時代錯誤な社内イベントが多い
若手社員にとって苦痛でしかない社員旅行や飲み会などの社内イベントがいまだに多い会社は、明らかに時代錯誤です。
「社員は家族」といった、押しつけがましいキーワードがよく聞こえてくるのも、こういった組織に見られる特徴の1つです。
終身雇用が崩壊する以前の慣習がずるずると続いているだけのことですので、社内イベントばかりやっていることに特に意味はありません。
たいてい、社長や役員など上層部が会社の経費で遊ぶためのイベントですので、社員はその道連れになっているに過ぎないのです。
情弱な社員がたくさんいる
情報源がテレビだけだったり、芸能ニュースやスポーツニュースぐらいしか興味のない人が多い職場は、情報収集のアンテナが低いため時代に取り残されやすくなります。
たとえば、20代・30代の社員でもMVNOが何かを知らないまま、キャリアの高額なプランに入ってスマホを使っていたりします。
クラウドを使いこなせないので、スマホで撮った写真を送って欲しいとお願いすると「USBメモリ」に入れて渡してくれたりします。
テレビCMの影響を強く受けているので、「結婚したら生命保険に入るべきだ」とか「ネットで保険に加入するのは良くない」などと信じ込んでいたりします。
情報感度が悪いというのは、これからの時代を生きていく上で致命的な弱点です。
こうした社員が中堅〜ベテラン層だけでなく、若手にも増えてくるようだと、その会社は旧態依然とした価値観に凝り固まってしまいやすくなります。
ローカルルールが異様に重視されている
朝礼の進行の仕方やお茶出しをする社員の年次など、ローカルな決め事が異様なほど重視されている組織は「内向き」になりがちです。
ルール違反をする者がいないか常にお互いを監視し合っているので、世の中で何が起きているのか、社外のことに気が向かなくなっていくのです。
取引先から「きちっとされていますね」などと皮肉を言われても、それが当たり前だと信じ切っているので、むしろ誇らしく感じていることさえあります。
転職者が定着しにくかったり、若手の離職率が高い組織は、こうした独特すぎるローカルルールが多く、社歴が長い人間ほど居心地が良くなる仕組みになっているケースがあるのです。
常に残業している社員がいる
忙しいときだけでなく、どういうわけか常に残業している社員がいるようなら、危険な兆候と言えるでしょう。
そういう人は、残業することを前提にして仕事を進めています。
勤務時間が17時までだったとしても、「20時までは会社にいる」と勝手に自分の中で決めているなど、生産性を高めようという意識が皆無な人が生き残れる組織だからです。
言うまでもなく、会社にとって大きなランニングコストの1つが人件費です。
「20時までは会社にいる」などといった勝手なマイルールのために残業手当が支払われ続けているわけです。
しかも、そのことを咎めたり改善させようとする人がいないという点でも、その組織は危機的な状況なのです。
常に残業している社員がいて、改善しようという気がない組織であれば、時代の流れについていけなくなるのは時間の問題と考えていいでしょう。
尖った意見を述べる社員がいない
意外に感じるかもしれませんが、時代に取り残されるタイプの組織で働いている人の多くが礼儀正しく、お互いに気を遣い合って働いています。
会議などでも尖った意見を述べず、お互いに気分を害さないようバランスを取ることを皆が意識しています。
会社をより良くしていくことよりも「現状維持」に意識が向いているからです。
働く上でのモチベーションが「住宅ローンを返済すること」や「生活費を稼ぐこと」になっているために、今の立場や給与水準を「維持」することが第一になってしまっているのです。
尖った意見を述べて目立ってしまうと、上役から目を付けられて評価を下げられてしまうかもしれない、と怯えているのです。
当然、新しいアイデアや他社にはないユニークな発想は生まれようがありません。
こうして、時代に取り残されていくことがほぼ決まっているような組織になってしまうのです。
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まとめ
時代に取り残される可能性が高い会社は、「案外どこにでもありそうな会社」だと思いませんか?
もしあなたの勤務先が、ここで挙げたような特徴に複数当てはまっているようなら、手遅れになる前に転職を検討したほうがいいかもしれません。