数泊の旅行や出張時に,どうしても荷物が多くなってしまう!という人は,実はけっこういるのではないでしょうか。大荷物を持って行くのは大変ですし,準備にも時間がかかります。なるべく少ない荷物で身軽に旅行するには,どうすればいいのでしょうか。すぐに実践できそうなヒント5つを紹介します。
現地で手に入るものは持って行かない
荷物が多くなってしまう人の多くは,「必要になりそうなものは全て持っていきたい」という考え方をしがちです。しかし,日用品や消耗品の中には,現地のコンビニやドラッグストアで問題なく手に入るものもあるはずです。そういったものは現地で調達し,荷物には入れないようにすると,比較的簡単に荷物を減らすことができます。
また,宿泊先のホテルで「借りる」ことができるものはないでしょうか。多くのホテルでは,ヘアドライヤーやヘアアイロンをフロントで貸し出しています。中には,備え付けのもの以外にもシャンプーやコンディショナーを貸し出している場合もあります。宿泊予約をする際に,「もしかしたら貸してくれるかもしれない」と期待して,問い合わせておくのはムダではないかもしれません。
小分け容器や携帯用サイズを利用する
ヘアスプレーや化粧品などは,案外かさばるものです。100円ショップなどでも売られている小分け容器を利用することで,持ち物を小さくし,かさを減らすことができます。
携帯用サイズが発売されているものは,携帯用を購入することをおすすめします。わざわざ買い直すのはもったいないような気がするかもしれませんが,次に旅行や出張の機会があれば,また利用することもできます。旅行用サイズと普段用サイズを分けるのがコツです。
服を着回す・旅先で洗濯をする前提で考える
荷物の中で最もかさばるのは,おそらく服でしょう。なるべく着回しがきくものを選び,持っていく点数を絞るのがまずは基本ですが,それでも減らせる服の量に限界があることでしょう。そこで,旅先で「洗濯をする」ことを前提として荷作りをすると,荷物を大幅に減らすことができるようになります。ホテルや旅館の部屋は空調の関係で乾燥していることが多いため,ハンガーなどにかけておけば一晩で乾くことが多いのです。ホテル内で洗濯機を使えたり,クリーニングをお願いできたりすることもありますので,事前に確認しておけば,持って行く服の点数を減らすことができます。
衣類圧縮袋を利用する
どうしても服がかさばる場合は,服の点数を減らすのではなく,服の「かさ」を減らすことを考えましょう。ふとん圧縮袋と同じ原理の,衣類圧縮袋を使えば,衣類のかさを大幅に減らすことができ,スーツケースのスペースをあけることができます。
圧縮袋を使うと,服にしわが寄りそうで心配…,という人も,ホテルの部屋に入ったら衣類をすぐに出せば,しわはそれほど気になりません。しわになりやすい素材の服は,ハンガーにかけて浴室にぶら下げておくと,ミスト効果でしわを早く伸ばすことができます。
スマホでできることはスマホで済ませる
デジタルカメラやPCは,充電のためのアダプターなどの付属品も含めると,案外荷物になるものです。最近のスマホは画素数が高いカメラを装備していたり,使い方次第ではPCに見劣りしない仕事をこなすことも可能になっています。「やっぱりPCでないと」「デジカメじゃないと何となくイヤで」といったように先入観で決めつけてしまわず,本当にスマホで代替できないかと考えてみましょう。実際,デジカメとPCがないだけで,荷物はかなりコンパクトにできますし,精密機器が少なくなればなるほど荷物の取り扱いに神経を尖らせる必要もなくなります。スマホで代替するのは,荷物を減らすだけでなく,旅先でアクティブに行動するためにもオススメの方法です。
まとめ
旅行の荷物が少ない人は,旅先で不便なことを我慢しているはずだ,と思い込んでいませんか?案外,少ない荷物でも快適に過ごす方法はたくさんあります。本当に必要な荷物かどうかを検討してみることで,減らせる荷物は必ずあるはずです。「荷造り上手は旅上手」と言うように,快適な旅のための荷造りのコツを覚えると,不思議なもので旅行自体もより楽しく,快適になったりするものです。荷造りをみ見直して,「旅上手」を目指してみましょう。