長期化するかもしれないと言われている外出自粛。
気になってしまうのは、やはり運動不足です。
そこで、自宅でも手軽に有酸素運動ができるエロバイクの選び方を解説します。
ぜひエアロバイク購入の参考にしてください。
目次
エアロバイクは3種類
エアロバイクは形状によって3種類に分けられます。
- アップライト型
- スピンバイク型
- リカレント型
アップライト型
いわゆる「自転車」に最も近い形状のエアロバイクです。
上半身を起こした状態でペダルをこぐので「アップライト」と呼ばれます。
折りたたみ式になっているタイプも、基本的にはアップライト型だと考えていいでしょう。
スピンバイク型
自転車のようなフライホイールを持つタイプのエアロバイクです。
実際の自転車と同じようにペダルをこいでフライホイールを回しますので、自転車競技経験者も使用する本格的なタイプになります。
リカレント型
背もたれ付きの椅子になっているタイプです。
上半身は背もたれに体重を乗せた状態でペダルをこぐため、足の屈伸運動が中心になります。
高齢者やリハビリ中の方のエクササイズに向いています。
負荷方式は4タイプ
エアロバイクはペダルをこぐときに力を込めることでエクササイズ効果を生んでいます。
そのため、ペダルを回すのに負荷をかけておく必要があります。
この負荷のかけ方には4つのタイプがあり、方式の違いによって連続使用時間や騒音に差が生まれます。
- ベルト負荷方式
- 摩擦負荷方式
- マグネット負荷方式
- 電磁負荷方式
ベルト負荷方式
ゴム製のベルトでフライホイールを押さえ、摩擦を生じさせる方式です。
仕組みが簡単なので価格が安くなる反面、負荷はあまり強くできません。
負荷を細かく調整しにくい上に、ベルトが切れやすいというデメリットがあります。
さらに、最大のデメリットは「騒音」があることです。
ベルトとフライホイールが擦れる音はどうしても出てしまうので、騒音が気になる人はベルト負荷方式は選ばないほうがいいでしょう。
摩擦負荷方式
自転車のブレーキと同じように、フライホイールに接触することで負荷をかける方式です。
軽くブレーキをかけた状態の自転車をこぐのをイメージすると分かりやすいでしょう。
負荷はかなり大きくできますので、本格的なトレーニングをしたい人に向いています。
ただ、摩擦熱が生じるので連続使用時間は限られていることがほとんどです。
マグネット負荷方式
磁石の力によってフライホイールの負荷を調整するタイプです。
磁石なので、あまり大きな負荷はかけられませんが、自宅で軽い運動をしたいと考えている人にとってはこれで十分です。
また、マグネット負荷方式の最大のメリットは非接触方式のため音が静かなことです。
マンションなど騒音が気になるという人はマグネット負荷方式を選ぶといいでしょう。
電磁負荷方式
いわゆるジムに設置されているタイプはこの方式が多いです。
非接触方式のため音が出ない上に、マグネット負荷方式と比べて強い負荷をかけることも可能です。
長時間の使用にも向いており、長い時間エクササイズしたい人に向いています。
ただ、エアロバイク自体が重く、大型になりやすいため、置き場所を考慮する必要があります。
エアロバイクの選び方のコツ
エアロバイクの形状と負荷方式について解説してきました。
ここからは、実際にエアロバイクを選ぶさいに気をつけておきたいポイントを紹介します。
エアロバイクを選ぶときは、とくに次の5点に注意しましょう。
- 静音性
- 収納性
- サドルの高さ
- 求める機能
- 価格帯
静音性
マンションなど隣室や階下への騒音に配慮する必要がある場合、エアロバイクをこぐときの騒音に注意しましょう。
家の中でエアロバイクをこぐと、振動や騒音が意外と気になります。
静音設計のものを求めているのであれば、マグネット負荷方式か電磁負荷方式を選ぶといいでしょう。
収納性
エアロバイクはけっこう場所を取ります。
自宅にある家電製品と比べても、占める面積で言えば洗濯機よりも大きいという感覚です。
そのため、実際に部屋に置いたとき、どのようなイメージになるのかサイズを確認しておきましょう。
また、収納する場合のスペースも考慮する必要があります。
コンパクトに収納できるものを求めているのであれば、折りたたみ式のものを選ぶようにしましょう。
サドルの高さ
アップライトタイプや折りたたみ式のエアロバイクを選ぶ場合、サドルの高さに注意しましょう。
自転車は乗る人の身長によってインチ数を変えますが、エアロバイクはサドルの高さのみで調整します。
そもそもサドルが高すぎるようだと、不自然な姿勢でエクササイズを行うことになってしまいます。
とくに折りたたみ式はサドル位置が高くなりやすいので、実際に座っている人の写真を見るなどして確認しておくことが大切です。
求める機能
エアロバイクには、さまざまな機能が付いているものがあります。
- 消費カロリー
- 心拍数
- 回転数
- 走行距離
こうした機能のうち、「これだけは欲しい」というデータがあれば、その機能が付いたものを選びましょう。
価格帯
エアロバイクは高価なものになると数十万円といった価格のものもあります。
安ければいいというものではありませんが、運動不足解消のために自宅で軽いエクササイズをしたい、といった用途であれば、それほど高額なものを買う必要はありません。
はじめのエアロバイクにおすすめはこんなタイプ
ちょっとした運動不足解消のために自宅でエクササイズをしたい・・・。
そういった用途ではじめてエアロバイクを購入するのであれば、次の条件を満たすものを探しましょう。
- 折りたたみ式で場所を取らない
- マグネット式で静音設計
- 比較的安く買える
まとめ
エアロバイクはプロのアスリートがトレーニングに使うようなものから、ちょっとした自宅エクササイズに使えるものまで、幅広い用途があります。
機能や形状も用途に見合ったものがたくさんありますので、選ぶのに迷ってしまう場合は「何を優先して選びたいのか」「どの程度のエクササイズをしたいのか」といったことに立ち返ってみるといいでしょう。