学校のテストや資格試験の勉強は、できるだけ効率よく進めたいもの。
「長時間がんばったのに、思ったように得点できなかった」という経験はありまませんか?
もしかしたら、ちょっとしたコツをつかめばテスト勉強をもっと効率化できるかもしれません。
テスト勉強を効率よく進めるための5つのコツを紹介します。
1.自分の「今のレベル」を知る
テスト勉強に取りかかる前に、そもそも自分は今どの問題ができてどの問題が解けないのか、自分のレベルを把握しておくことが大切です。
シンプルに考えれば、「できないことをできるようにすれば点数が上がる」からです。
すでにできていることを何度も見直したり、できていないことを見て見ぬふりをしていると、どんなに時間をかけて勉強しても得点が伸びません。
自分のレベルを知るための手っ取り早い方法としては、本番の試験問題に近いレベル・内容の問題を解いてみることです。
全然できなくてショックを受けるかもしれませんが、それも自分のレベルを知るために必要なプロセスなのです。
2.すぐ伸ばせそうなところから手をつける
テスト勉強が苦手な人ほど、全然分からない・苦手で全くできないことから手をつけようとします。
その結果、時間をかけたわりには「結局分からなかった」「いまいち自信がない」状態のまま試験当日を迎えてしまうのです。
もともと0点のものを10点にするよりも、80点のものを90点にするほうが簡単です。
自分がわりと理解できていて、抵抗なくできそうな分野や科目はありませんか?
そこからテスト勉強をスタートさせて、まずは手応えを実感しましょう。
そうすることでテスト勉強全体に弾みがつき、やる気が起こりやすくなる効果も期待できます。
3.恥ずかしがらず人に聞く
テスト勉強で大切なことは、「テストで結果を出すことにプライドを持つ」ことです。
分からないところがあると人に聞くのは恥ずかしいと考える人がいますが、分からないまま放置していてテストで結果が出ない方がよほど恥ずかしいでしょう。
分からないところは、得意そうな人に聞いて教えてもらいましょう。
ちなみに、苦手なことほど自分で調べるよりも人に教えてもらうほうが理解が早くなります。
苦手なことは基礎知識がそもそもないので、いくら調べても基礎でつまずいていて頭に入ってこないということになりがちです。
ちなみに、聞かれた側の人にとっても説明することで頭が整理される効果がありますので、「説明させるのは申し訳ない」と遠慮する必要はありません。
どんどん聞きましょう。
4.どうしても苦手な分野は「捨てる」
テスト当日が近づいてきて、それでも苦手なままになっている分野があったとします。
残されたテスト勉強期間を苦手なものに費やしたとしても、理解できるようになる保証はありません。
むしろ、どうしても苦手ならあえて捨てる選択をし、もっと伸ばせそうなところに力をかけたほうが効果が大きいでしょう。
全分野・全教科で満点を目指すのであれば苦手な箇所は徹底的に潰しておくべきですが、満点でなくてもいいのなら苦手は捨てる選択もアリなのです。
5.最後の見直しは間違えた箇所だけ
テスト前日や当日のテスト直前に見直すのは、最近間違えた問題だけに絞りましょう。
「一応、今回勉強したことを全部復習しておきたい」などと考えると、とても時間が足りなくなってしまい途中で投げ出すはめになります。
問題集を解いたのであれば間違えた問題だけ見直します。
2回以上解くのであれば、間違えた問題だけをくり返し解くようにします。
テスト直前期には、2回解いても間違えた問題だけを見直せば、自分の苦手な部分だけに集中して復習することができます。