皆さんの中には、こんなふうに感じている人はいないでしょうか。
「太らないように気をつけているのに痩せない。きっと体質なんだろう」
「自分はもともと痩せにくいほうなのかもしれない」
たしかに体質的に太りにくい人、痩せにくい人がいるのは事実です。
でも「体質」と割り切ってしまうのは、まだ少し早いかもしれません。
次の3つのうち、思い当たるものはありませんか?
1.空腹でなくても食事を摂ることがある
出された食べ物は全て食べてしまわないと失礼にあたると思い、つい食べ過ぎてしまったという経験はありませんか?
食事は1日3食、規則正しく食べたほうがいいと思い込んでいませんか?
お腹が減っていないのに食べたり、常に身の回りに食べ物が置いたりするのは、典型的な「痩せない」習慣です。
お腹がパンパンになって苦しくなるほど食べたりしていると、自分の中で「満腹」の感覚が鈍っていきます。
空腹を感じていないのにさらに食べること自体が、食べ過ぎの状態を作り出す原因になっているのです。
2.「ながら食べ」をすることが多い
食事のときにテレビをつけるのが習慣になっていませんか?
食べながらスマホを見るのがくせになっていないでしょうか?
こうした「ながら食べ」をすると、食べること以外に神経を使っているために、食事に対する満足感が下がりやすくなります。
噛む回数が少なくなる傾向があるため、消化吸収の面でもよくない影響を及ぼしやすいのです。
結果的に食べ過ぎたり、満足度が低いために間食の誘惑に駆られやすくなったりと、「ながら食べ」をするとろくなことがありません。
味だけでなく、食事の香りや見た目、咀嚼するときの音なども五感で感じ取りながら食べることで、食事への満足感が増し食べ過ぎを抑える効果が期待できます。
3.睡眠不足になりがち
睡眠不足は体に負担をかけるだけでなく、ストレスを増加させる原因にもなります。
脳が「危機」状態と判断して、体を守るためのさまざまな指令を出します。
その1つが「食べる」ことなのです。
無性に脂っこいものが食べたくなったり、味の強いものやアルコールを求めたりするのも、睡眠不足によるストレスが原因かもしれません。
とくに深夜に食事をして時間を空けずに就寝する、といった習慣は消化器官にも負担をかけやすく、眠りが浅くなるリスクも抱えているため要注意です。
まとめ
痩せにくいと感じている人は、
- お腹がすいていなければ無理して食べない
- 食事に集中し、五感を使いながら食べる
- 睡眠をできるだけしっかりとる
これらの習慣を意識的に身につけていきましょう。