ライフハック堂

今日から使えるライフハック集




あなたを蝕む〈嫉妬〉の感情 そのメカニズムと対処方法

あなたを蝕む〈嫉妬〉の感情 そのメカニズムと対処方法
自分にはない長所を持つ人を見たときや,好きな人が異性と親しげに話しているのを見たとき,湧き上がってくる抑えられない感情が「嫉妬」です。嫉妬は醜い感情だと誰もが分かっていながら,なぜ嫉妬してしまうのでしょうか。また,嫉妬しなくなるには,どうすればいいのでしょうか。

嫉妬の正体は「劣等感」

たとえば,あなたがどんなに頑張っても合格できない試験に,友人の一人がさらっと合格したとします。その友人はそれほど必死に努力しているようには見えなかった場合,あなたはどう感じるでしょうか。ここで「自分も頑張って合格しよう」と思うか,「どうせ私には合格できない」と思うかによって,「嫉妬」の感情が芽生えるかどうかの分かれ目となるのです。
「実現したいこと,手に入れたい状況があるけれども実現できていないことがあって,それを他人が実現しているのを目の当たりにしてうらやましく思い,自分には無理だろうと思ってしまう」という場合に,嫉妬が生まれます。ただ「うらやましい」だけでは,嫉妬は生じません。そのうらやましい状況を「どうせ自分は手に入れられない」と感じた瞬間,うらやましさが嫉妬に変換されるのです。つまり,嫉妬の正体は劣等感の裏返しなのです。

嫉妬すればするほどドツボにはまる!?

いくらうらやましいと思っても,自分には無理だと思い詰めてみても,相手は手に入れていて自分にはないという状況は変わりません。嫉妬によって何かが解決するわけではないのです。
しかし,真正面から自分の未熟さに向かい合ったり,足りないものを補うために努力を重ねたりするよりも,嫉妬は「ラク」に逃げ込める感情でもあるのです。「それはおかしい,嫉妬している間,とても苦しい思いをしている」と思うかもしれません。ただし,その苦しんでいる間に何も「行動」を起こしていないことを考えると,やはり具体的な行動を起こすよりも人に嫉妬していたほうが「ラク」だと言えそうです。
嫉妬しているばかりでは,自分を変えることはできません。しかも,嫉妬に逃げ込む癖がついてしまうと,常に自分と周囲の人を比べるようになっていきます。比べることでさらに嫉妬が生まれるという悪循環に陥ってしまうのです。

嫉妬は心の健康のバロメーター

心が健康な状態のとき,自分にはなくて人が持っている何かを発見しても,「自分も頑張ればいい」,「これを励みにしよう」と思えるはずです。うらやましいという思いや悔しさをバネにして,自分を奮い立たせることができるのです。
ところが,心が弱っていると興味関心が「他人」に向いてしまいます。そして,努力したり行動を起こしりすることで自分を成長させることよりも,人のあらさがしや自己否定へと向かってしまいがちになります。
「うらやましい」という感情が嫉妬に結びつきやすくなっているかどうか,最近の自分の心の状態を冷静に思い返してみましょう。嫉妬しやすくなっているとしたら,心が弱ってきていることの表れなのかもしれません。リフレッシュして,自分が変わることに意識を向けられるようにしていくと,結果的に心が軽くなることもあるのです。

自分自身に関心が向けば嫉妬しなくなる

たとえば,スポーツで輝かしい成績をおさめた選手のニュースを見聞きしたとき,「すごいね。人知れずものすごく努力したんだろうな」と思う人と,「でもあの人は騒がれていい気になってそう。それに年齢も高めだからそろそろ引退も近いんじゃないの?」と思う人がいたとします。どちらの人がより幸福度が高いでしょうか。
前者の場合は,自分とその選手を単純に比較していません。努力したから結果が出たはずだという事実に着目しています。それに対して,後者の場合は選手のあら探しをして,どうにか自分との差を埋めようとしています。
嫉妬心は,このように他人と自分を比較して,自分は変わらずにいるために他人をおとしめようとすることで生まれる感情と言えます。嫉妬に駆られているとき,あなたの心はあなたを見ていません。あなたではない「誰か」にばかり関心があるから,嫉妬が生まれてしまうのです。
つい他人に嫉妬しそうになったら,興味関心を自分のことに引き戻しましょう。自分は何をすればいいのか,行動や習慣をどう変えるべきなのか,といったように,自分の問題としてとらえるのです。こうすることで,変に嫉妬することが減り,心がどんよりと曇ってしまうのを防げるはずです。

まとめ

人の心は複雑です。たとえ親しい相手であっても,なぜかその人の成功や幸せを素直に喜べないこともあるかもしれません。しかし,嫉妬心は結果的に自分自身の心を苦しめてしまう原因になりがちです。嫉妬のメカニズムを知り,つい嫉妬心が湧き上がってきそうになったら,「自分の問題としてとらえる」ことを思い出してみてください。きっと,心のもやもやが少し晴れるはずです。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)




Return Top